危機深まる南米ベネズエラ – Venezuelaの語源

南米ベネズエラの危機の深刻度が高まっています。
国名のVenezuelaは、イタリアの都市 Venezia(ベネチア、英語名 Venice ベニス)に縮小辞をつけたもの。つまり「小さなベネチア」といった意味です。
ベネズエラ(スペイン語には濁る「ズ」の音はありませんので、またBとVの音の区別もありませんのでスペイン語読みでは「ベネスエーラ」)は、世界最大級の原油埋蔵量を誇り、もともと天然資源に恵まれた豊かな国です。

チャベス前大統領の時から反米政策をとってきましたが、原油価格が高かった頃にはその莫大な収入によるバラマキ政策で貧富の格差も解消しながら、国はうまくまわっていましたが、原油価格の急落で一転。
チャベスの死去後、後任となったマドゥーロ大統領の無能振りもあいまって、国は大混乱です。
ハーパーインフレーションが進行し、国民は食料にも事欠く有様。治安も最悪。
今週末からの選挙を控えて、政府と反政府勢力との攻防も激化しています。しばらく目が離せません。

このコラムは、Vital English-英語勉強会のメルマガで配信した内容の一部再録です。

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