どうなる!?米国のSupreme Court人事 【時事英語】

4連休(a four-day weekend)、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

コロナ以前のように自由に旅行したりということもしづらい昨今ですので、英語などの勉強に時間を使うのもいいですね。なかなか気分が乗らないときには、音読やシャドーイングがお勧めです。自分の好きな本や演説、テキストなどを感情を込めて声に出す。繰り返すことによって、英語も口に馴染み、気分も上がってきます。

ところで、大きなニュースが米国から飛び込んできました。
米国最高裁のリベラル派、ギンズバーグ判事が昨日死去したとのこと。体調の悪化は伝えられていましたが、本人もトランプが大統領の間は死ねないと言っていただけに、選挙目前での死去はさぞや無念だと思います。

米国最高裁の判事(裁判官)は、日本と異なり終身です。つまり死去や自ら引退しない限りは交代しません。
共和党政権下では保守的な判事が任命され、民主党政権下ではリベラル派がということが通例となっています。国論を二分するような問題の最終司法判断を下す権限を持っているだけに、常にその任命には注目が集まります。

共和党のトランプ大統領の下で、これまで2人の保守派判事が任命され、承認が必要な上院も共和党が多数派のため、問題なく承認されてきました。9人のうち、保守対リベラルが5対4と、保守優位の判事構成となっていますが、4人いたリベラル派からギンズバーグが抜け、保守派が任命されれば、さらに保守優位が強固なものとなります。

“Roe v. Wade”(「ロー・ヴィーウェイド」と発音)と米国で言えば、妊娠中絶を認めた「ロー対ウェイド事件」の有名な最高裁判決ですが、これも覆される可能性が高まります。
リベラル派は、戦々恐々としているわけです。

 

このコラムは、Vital English-英語勉強会のメルマガで配信した内容の一部再録です。

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