“Tiny Habits”という米国でベストセラーとなった本があります。
今年、邦訳が『習慣超大全 ースタンフォード行動デザイン研究所の自分を変える方法』として出版され、話題となっています。
一番のポイントを要約すると、「意志の力に頼るのではなく、できる限り行動を小さく分割してprompt(きっかけ)によって小さな行動を習慣化してゆく」というもの。
例えば、腕立て伏せを毎日50回やろう!と思い立っても三日坊主になりがち。そんな時は、自分の怠惰を責めるのではなく、「毎回トイレに行った後に、腕立てを2回づつやる」という風に、行動を小さくし、きっかけ(トイレに行く)による促しで続けてゆく。それが習慣化し、行動も大きくなってゆくというもの。
これは、英語の勉強にも応用可能ですね。
外国語の上達には、続けてゆくことが必要ですが、ついつい思い立った日で終わりがち。
そんな時には、行動を小さくして、例えば「テキストの1センテンスのみを音読」とか、「スマホの辞書アプリで最近調べた単語の履歴を眺める」などとして、そのきっかけ(prompt)を、「朝、目が覚めたらすぐ」とか「ランチを食べ終わったら」などとすれば、続けてゆくこともできそうですよね。
これが習慣化できたらしめたもの!それを自信に少しづつ量や分野を広げてゆけば、着実に上達できますね。
●参考:『習慣超大全―スタンフォード行動デザイン研究所の自分を変える方法』
このコラムは、Vital English-英語勉強会のメルマガで配信した内容の一部再録です。 ■Vital English-英語勉強会■ |