最近よく見る「ゲリラ豪雨」という言葉。この「ゲリラ」の使い方は、和製英語、というか和製スペイン語です。
ゲリラは、guerrillaと綴ります。もともとスペイン語で戦争を意味する guerra(ゲーラ)という言う言葉に縮小辞(小さいことを意味する語尾)をつけた単語。
スペイン独立戦争の時に、ナポレオン軍の侵攻にスペイン人がとった小部隊での奇襲戦術を指して生まれた言葉です。
英語でも普通に使われますが、英語では、動物のゴリラと同じ発音になりますので発音注意です。発音が苦手な人は、「ゴリーラ」のように発音しておくのが良いかも。
日本語でのゲリラは、突発的に起こること、のような意味で使われることがあり、ゲリラ豪雨もその使い方でしょう。
ですが、英語で、guerrilla rainといっても通じません。
英語で「豪雨」は、downpour や torrential rain と言いますので、「ゲリラ豪雨」は、sudden downpour とか unexpected torrential rain などと表現できます。
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