米国は、もともと移民を主体とする多民族国家で、多様な宗教を抱えていますが、歴代大統領すべてがそうであるように、やはりキリスト教国家。国民の7割がキリスト教徒です。そのうち約7割がプロテスタント、約3割がカトリックと、プロテスタントが多数派。
欧米人と知り合い、関係を続けていきたい場合には、クリスマスカードを送るのは有効な手段です。
日本で年賀状を送るような感覚ですね。ただし年賀状と異なり注意しなければいけない点もいくつかあります。
クリスマスは、キリスト教諸国では、あくまで宗教行事。ですので、キリスト教徒以外には、”Merry Christmas!”と書かれたクリスマスカードは送りません。
米国で売られているこの時期のグリーティングカードには、”Happy Holidays!”と書かれているものが多くあります。ユダヤ人など、どんな宗教の人にも送ることができて非常に便利です。
それから元日に配達される年賀状とは異なり、クリスマスカード(グリーティングカード)は、クリスマス前にやりとりをし、飾っておくものです。
クリスマスシーズンの初めと終わりは国によっても微妙に異なりますが、米国の場合は、11月の第4木曜日に祝うThanksgiving(感謝祭)が終わった翌日からスタートします。ですので、この日を過ぎたら早めにクリスマスカードを送りましょう。
そしてクリスマスの終了は、1月6日のEpiphany(公現祭)。
日本では12月25日には片付けてしまうクリスマスツリーもキリスト教国ではこの日まで飾ります。
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