2021年も様々な英語メディアが、Word of the Yearを発表する時期となりました。いくつかご紹介します。
●allyship
Dictionary.comは、”allyship”(アライシップ)を選んでいます。
ally(協力者、味方)という単語に friendshipやhardshipなどで使われる -shipをつけた言葉。
Black Lives MatterやLGBTQの運動が盛り上がってからよく使われるようになった言葉で、差別や疎外されてきた人々に対する支援をする役割、といった意味で使われます。
Dictionary.comでは次のように定義しています。
“the status or role of a person who advocates and actively works for the inclusion of a marginalized or politicized group in all areas of society, not as a member of that group but in solidarity with its struggle and point of view and under its leadership.”
●vaccine
米国最大の辞書であるMerriam-Websterが選んだのは”vaccine”。ワクチン、英語の発音は “ヴァクシィーン”。
語源はラテン語の雌牛のvaccaに由来します。
ラテン語系言語のスペイン語では、雌牛の事は “vaca”。発音は日本語で「バカ」と言えば完璧なスペイン語!
スペイン語の v は英語のように下唇を噛むことはせず、b と同じ発音です。
ちなみに本日のVital Englishのダイアログにも “Feliz Navidad!”(Merry Christmas!のスペイン語)が出てきますが、アメリカ人はスペイン語の単語や表現を会話に散りばめることも多いですね。
このコラムは、Vital English-英語勉強会のメルマガで配信した内容の一部再録です。 ■Vital English-英語勉強会■ |