皆さんにとっての “comfort food” は何でしょうか?
この言葉は、Vital Englishのダイアログでも以前登場し、勉強会でご紹介しましたが、NHKラジオ・実践ビジネス英語の杉田敏先生の新著『現代アメリカを読み解く』の中でもとても面白い説明がされています。
「comfort food – 気分を楽にしてくれる食べ物
終戦後の日本の子供たちにとって、バナナは典型的なcomfort foodであった。
… 子供の時に食べた『懐かしい味』という意味もある。
… アメリカの子供たちにとって『卵焼き』に相当する好物は peanut butter and jelly sandwich や rice puddingかもしれない。 … 」
peanut butter and jelly sandwich は、たしかに米国でよく食べられるサンドイッチです。
私(小田)が以前、あるアメリカ映画を見ていた時に、字幕で jelly sandwich を「ゼリーのサンドイッ
チ」と訳しているのを見かけましたが、これは誤訳です。
日本で言う「ゼリー」のことは 米国ではたいてい “jello”(ジェロー)と言います。商標名から来ています。 jellyはパンに塗る「ジャム」のことですので、jelly sandwichは、「ジャムサンド」とでも訳すべきでしょうね。
このコラムは、Vital English-英語勉強会のメルマガで配信した内容の一部再録です。 ■Vital English-英語勉強会■ |