1人で外国語を勉強していると、なかなかモチベーションを保つのが大変ですよね。
私も長年外国語を学んできましたが、学んだはずの単語や表現をなかかか覚えられなかったり、レベルが上がった実感が持てなかったりと、やる気を失うことの繰り返しでした。
そんな時には、よくやったのはモチベーションの高まるような演説をシャドーイングして気持ちを高めること。私は、米国大統領候補の演説などをよく使いました。
それから効果的だったのは、外国語の達人の自伝的な話を読むこと。 こんな達人もこれほど苦労したのか!こんなことをしていたのか!などと知ってやる気を取り戻していました。
2019年11月30日のVital Japan月例セッションにご登壇くださる杉田敏先生(NHKラジオ 実践ビジネス英語 講師)が20年以上前に書かれ本もそんな一冊です。10人以上の達人と杉田先生との対談集。 先月のVital Japanのスピーカー石倉洋子先生や同時通訳の草分け國弘正雄先生との対談も収録されています。 既に絶版ですが、アマゾンで中古本が安く買えます。
●『英語の達人』 杉田敏著 (1996年、DHC)
それから私が繰り返し読んだのは、中公新書の『私の外国語』。
今となってはかなり古めかしい本ですが、戦後の代表的な知識人や私も直接教えを受けた先生がこんな苦労をしたのかというエピソードから知ったり、軽妙なエッセーを楽しんだり、得るところの多かった本です。
●『私の外国語』 梅棹忠夫,永井道雄ほか著(1970年、中公新書)
このコラムは、Vital English-英語勉強会のメルマガで配信した内容の一部再録です。 ■Vital English-英語勉強会■ |