英語学習を続けていると、モチベーションが下がってもう勉強したくなくなることがありますよね。そんな時、私が学生時代によく実践していた方法は、著名人の特に盛り上がる英語スピーチをその人になりきってシャドーイングすることです。
米国大統領のスピーチをよく使いましたが、その中でも特に聴衆ともども盛り上がってモチベーションの上がるのは、党大会での大統領候補による指名受諾演説です。党大会は、11月の大統領選本選に向けて、民主・共和、それぞれの党が一丸となって大統領・副大統領候補を盛り上げるイベントなので、そこでの指名受諾演説は、満場の支持者の声援や拍手とともに熱く興奮に満ちた演説となります。
今年の民主党大会は、4日前から開催され、今日8月21日の日本時間正午前後に、ジョー・バイデンの指名受諾演説が行われました。コロナ禍で、今年は異例のvirtual convention(オンライン)となり、いつものような聴衆の大熱狂がないため、盛り上がりに欠けた感は否めませんが、スピーチそのものを聞くにはよかったかもしれません。
バイデンは、経験や人柄は申し分ないものの77歳(就任時には78歳)という高齢が懸念材料。しかし、本日の指名受諾演説は、何度か言いよどむ箇所はありましたが、非常にパワフルで、内容も心に響く素晴らしいものだったと思います。
●このサイトなどで、本日のバイデン演説のトランスクリプトや映像が見られます。
昨日は、副大統領候補カマラ・ハリスの指名受諾演説でした。彼女の演説も良かったと思いますが、その直前に演説し、改めてその弁舌家としての能力を見せつけたのは、オバマ前大統領です。現職のトランプ大統領に対して異例ともいえる厳しい言葉をぶつけ、民主主義の危機を訴える19分間の演説は鬼気迫るものがありました。
これらの演説は、背景が分からないと理解しづらいところもあるかと思いますが、英語そのものは難しい言葉はあまり使っていないので、英語やスピーチの勉強にもお勧めです。
英語スピーチや時事英語に興味のある方は、ぜひシャドーイングをし、トランスクリプトを見て分からない単語や表現がありましたら調べてみましょう。それでも解決しない場合には、Vital Englishの時にご質問ください
このコラムは、Vital English-英語勉強会のメルマガで配信した内容の一部再録です。 ■Vital English-英語勉強会■ |